2025年05月10日

2025年原水爆禁止国民平和大行進アピール 5月8日九度山町集会

 5月8日に行なわれた2025年原水爆禁止国民平和大行進・九度山町集会で採択されましたアピールを紹介します。
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2025年原水爆禁止国民平和大行進アピール


 みなさん、私たちは「核兵器のない世界と非核平和の日本を実現させたい」という熱い決意を胸に、原水爆禁止平和大行進に参加しました。
 みなさん、いまだ世界には約12,000発の核兵器があります。アメリカとロシアの2国でその90%以上を保有しています。核が存在する限り使われる可能性があります。ロシアはウクライナで、イスラエルはガザで核の威嚇を行なっています。この情勢の中、核保有国も核体制の強化、核兵器の近代化をすすめています。「軍事」対「軍事」、「核」対「核」の危険な悪循環が世界を分断し、平和を脅かしています。核の終末時計は89秒前と史上最短となっています。

 国連憲章の蹂躙、核兵器の威嚇など、国際法に反する無法行為に対して、圧倒的多数の国々がロシアの侵略を批判し、またイスラエルに対して停戦を求めるなど、世界の平和と核兵器廃絶への重大な逆流に対し立ち向かっています。
 今の世界は一部の大国によって支配される時代ではありません。国連憲章と国際法に基づく紛争の平和解決、核兵器廃絶を求める流れが世界の平和の本流です。
 日本被団協のノーベル平和賞受賞への支持と共感は世界中に広がり、核兵器禁止条約への参加を求める運動に勢いを与えています。核大国の妨害にもかかわらず、核兵器禁止条約の署名国は国連加盟国の過半数に迫る94か国、批准国は73か国にひろがっています。しかし、日本政府は核兵器禁止条約の促進決議に7年連続で反対し、核兵器禁止条約第3回締約国会議にオブザーバー参加すらしませんでした。唯一の戦争被爆国にふさわしい役割を果たさせるために、米国の核抑止力=「核の傘」への依存をやめさせ、核兵器禁止条約への参加を迫りましょう。
 広島、長崎への原爆投下から80年の節目の年です。唯一の戦争被爆国である日本が、憲法9条を持つ国にふさわしく、核兵器禁止条約実現の先頭に立てる国にするため、一歩でも、二歩でもごいっしょに歩きましょう。県内平和行進に続く「原水爆禁止2025年世界大会」を成功させるよう、ともに奮闘しましょう。

2025年5月8日
2025年原水爆禁止国民平和大行進
和歌山~広島コース 九度山町集会


20250508国民平和大行進バナー.jpg

posted by 伊丹俊也 at 09:13| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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